【倉敷安耶 × 井波吉太郎 トークイベント】@LAG
倉敷安耶 個展「祖母は屋敷にひとりで住んでいた。」の特別企画として、アーツ前橋学芸員・井波吉太郎氏をお招きしトークイベントを開催いたします。
PROFILE|
プロフィール

倉敷 安耶 Aya Kurashiki
1993年 兵庫県生まれ。茨城県在住。現在は東京と関西を拠点に活動。2018年京都造形芸術大学大学院修了 。2020年東京藝術大学大学院修了。 佐藤国際文化育英財団第26期生。クマ財団3期生。2021年度VIVA AWARD アソシエイツアーティスト
一貫して、肉体という個別の物質、あるいは付属するカテゴライズによって絶対に断絶された孤独な存在のひとつであるという自覚を持ち、他者との距離について制作を行ってきた。自己と他者との関係には様々な軋轢が生じ、孤独な課題を抱えている。 作品はそれ自身が私にとっての信仰であり、断絶されたこの身で他者と関係性を紡ぐ架け橋で、あるいはときに軋轢によって生じた傷を手当てし生き抜くためのケアである。宗教・ジェンダー・死・身体等の巨視的な領域から、職業・家族等に至る身近な領域まで、そこに伴う共同体と、ケアをモチーフにし、転写技法を用いた平面作品を主軸にした他、共食をテーマとした儀式的なインスタレーションやパフォーマンスなどを用いる。
仏教画の九相図、そのモデルに引用された小野小町、さらには説話と化しイメージが一人歩きしたことによって個人の人格を無視し、押し付けられた罪を背負った点が小町と共通するマグダラのマリアをモチーフとした《九相図》や《互いのための香油塗り》、名画等の女性の身体にアダルト画像をコラージュした《Transition》、箱形の支持体を持つ作品を墓や骨壷に例えた《Grave》《Bury》、祭壇のような食卓のインスタレーション《わたしたちは家族》《口腔間距離》、儀式的な飲食を伴うパフォーマンスやWS《晩餐会》《秩序を保つ》など。
主な受賞歴にグランプリ受賞2021「WATOWA ART AWARD 2021」、秋元雄史賞「KAIKA TOKYO AWARD」、入選「群馬青年ビエンナーレ」など。
主な個展に「あなたの髪のひとつ(だった)」(haku/京都/2023)、「百夜」(SOM GALLERY/東京/2023)、「おまえの骨が軋むとき」(ARTDYNE/東京/2025)など。
主なグループ展に「ニューミューテーション#5 倉敷安耶・西村涼「もののうつり」」(京都芸術センター/京都/2023)、「Dancing in the Boundary -境界の中で踊る-」(NEWoMan横浜/神奈川/2024-2025)、 「Intersection」HWA’S GALLERY (上海)など。
主なアートフェアに「Art Fair Philippines」(The Link, Ayala Center/フィリピン/2024)、「ART FAIR ASIA FUKUOKA」福岡国際センター/福岡/2024)、「HANKYU ART FAIR」(阪急梅田ホール/大阪/2024)など。
国内外に活動している。

井波 吉太郎 Yoshitaro Inami
アーツ前橋 学芸員。日本大学藝術学部写真学科卒業後、フォトグラファーとして商業写真に従事。東京大学大学院学際情報学府博士前期課程修了。世田谷文学館、東京都現代美術館 学芸員を経て現職。 専門はアーカイブズ学およびメディア文化史。写真・映像・紙資料といったエフェメラのアーカイブ作業の実践と研究、作家へのインストール指導など、「批評」とはまた異なった領域から美術界へのアプローチを行っている。企画した主な展覧会に「山へ!to the mountains展」(2017年,世田谷文学館)、「吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる」(2022年,東京都現代美術館)、「ゴースト 見えないものが見えるとき」(2025年,アーツ前橋)など。
展覧会はこちら 倉敷安耶:「祖母は屋敷にひとりで住んでいた。」
