遊戯
深瀬昌久
アートブック
写真集
概要とポイント
深瀬昌久の初となる写真集『遊戯』(中央公論社 映像の現代4)は、1971年に刊行されました。
深瀬が十数年にわたり撮影した写真群を、
『カメラ毎日』編集者の山岸章二によりオムニバス形式でまとめられたこの一冊は、
深瀬の原点にして、その後の作品を方向づけるイメージに満ちています。
今回の『遊戯』復刊に際し、原版に掲載する全ての写真と文章を収載しました。
その上で、デザインによる再構築を目指し、
写真と周囲の空間との関わりや、タイトルの多重露光的造形など、
時代を超えた深瀬への応答とも言えるものです。
「Homo Ludens」の営みを幾重にも投げかける写真集『遊戯』は、深瀬作品への、
そして私たち自身への視座として、あらためて重要な一冊となるでしょう。
監修 | トモ・コスガ |
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執筆 | なだいなだ、山岸章ニ |
出版 | 赤々舎 |